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2007 Fiscal Year Annual Research Report

フラット型組織におけるインセンティブ構造の解明-キャリア・プラトー現象を通じて-

Research Project

Project/Area Number 19830009
Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

櫻田 涼子  Fukushima University, 経済経営学類, 講師 (70447209)

Keywords経営学 / 人的資源管理論 / フラット化 / インセンティブ / 管理職昇進 / キャリア・プラトー現象
Research Abstract

本研究の目的は、キャリアの停滞を意味するキャリア・プラトー現象に注目し、組織階層がフラット化するのに伴い、キャリア・プラトー現象の特徴およびインセンティブ構造がどのように変化しているのかを明らかにすることである。特に、低階層からなるフラット型組織では、従来インセンティブとして有効に機能してきたと考えられている管理職昇進が従来と同様の意味を持つのかを明らかにすることを目的としている。そこで、管理職昇進が従来のようにインセンティブとして機能しうるのか否か、もしインセンティブとして機能しないのであれば、新たにどのような要素がインセンティブとして機能しうるのかをキャリア・プラトー現象の観点から明らかにすることに試みた。
本年度は以上の目的を明らかにするために、文献研究と実証研究の双方から分析を行った。本年度の成果としては、まず本研究の枠組みを明らかにするために既存の研究を洗い出すことによって、組織構造の変更が企業に及ぼす影響を明らかにするための視点が、各々の研究者によってどのように異なっているのかという点が示された点である。また文献で示唆されている理論的枠組みが、実際にどの程度生じているのかを明らかにするために、現在データの集計・分析を行っている。その結果、企業が組織構造をどのように変化させているのか、フラット化がどの程度行われているのか、実際にフラット化がキャリア・プラトー現象に影響をおよぼしているのかという点に関してある傾向が明らかになりつつある。今後は現在明らかになっている成果を基に更に詳細な分析を進め、組織フラット化とインセンティブ構造の関係を明らかにする予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Book (1 results)

  • [Book] 第4章「キャリア・マネジメント」(担当)『入門 組織行動論』。2007

    • Author(s)
      櫻田涼子(開本浩矢編著)
    • Total Pages
      16(本書45-60)
    • Publisher
      中央経済社(所収)

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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