2008 Fiscal Year Annual Research Report
「テストの専門家」の職業キャリアと大学(院)教育とのレリバンスに関する日米比較
Project/Area Number |
19830028
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
木村 拓也 Nagasaki University, アドミッションセンター, 助教 (40452304)
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Keywords | テストの専門家 / 職業レリバンス |
Research Abstract |
最終年度にあたる平成20年度には、前年度から継続課題であった、『全国大学職員録』の教育学部・教育学研究科の教官の専門分野に関するデータ入力を行い、データベースを完成させた。研究成果としては、『クオリティ・エデュケーション』や『大学入試センター紀要』に投稿し、「テストの専門家」の関与なしに作られた入試政策の中で、評価を巡る自己矛盾が生じていること、及び、「テストの専門家」が合計得点による合否判定の合理性について与えてきた説明について整理を行った。 また、『テストの専門家』の実状を調査すべく、法科大学院統一適性試験(財団法人 日弁連法務研究財団)、医療系大学間共用試験(社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構)、国家(地方)公務員試験(人事院、人事試験研究センター、日本語能力試験(独立行政法人国際交流基金)の実施機関、携わっている研究者の方を訪問して聞き取り調査を行った。そうした実状把握を踏まえ、日本テスト学会、言語テスト学会からご協力頂き、テスト観系学会員を対象に『テストの専門家』の専門性についてのアンケート調査を行った。
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