2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19830055
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Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
岡本 紀明 Ryutsu Keizai University, 経済学部, 講師 (00433566)
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Keywords | リース会計 / 会計基準設定 / 制度論 / 社会規範 / 実質優先主義 |
Research Abstract |
当該研究年度は、リース会計基準改訂を分析する理論的視座を探究することに重点を置いて進められた。リース会計基準改訂に関する様々な主張や論考の公表が顕著になったのが年度の後半から年度末にかけてであったという理由からである。 具体的に、本年度では、会計において実質がいかに構成されるのかという疑問を解明すべく、哲学および社会学を援用した理論的枠組みの提示を行った。特に、当該研究成果は、2008年4月に開催された2つの国際学会(European Accounting Association(ヨーロッパ会計学会)31^<st> Annual CongressおよびCritical Perspectives on Accounting(批判的会計学会)2008 Conference)での口頭報告の対象となる論文(論題:Socio-institutional Perspectives of Reality in Accounting-The Creative Compliance and Accounting Standard Setting in Japan-)としてアクセプトされ、実際に口頭で報告を行った。今後、口頭報告に対して寄せられたコメント等を参考に修正し、海外ジャーナルへ投稿する予定である。 また、それ以前には、国際学会報告論文の一部を構成する、わが国の会計基準設定機関の基準設定活動を制度的正統性の観点から分析した紀要論文を公表している。
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