2008 Fiscal Year Annual Research Report
日本の大学における問題指向的学習による国際教育の促進
Project/Area Number |
19830114
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
NG Patrick Ritsumeikan Asia Pacific University, 言語教育センター, 上級講師 (40454970)
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Keywords | 問題指向的学習 / 国際教育 |
Research Abstract |
2008年度は以下の研究活動を行った。 1. 日本において、授業の中での学生のProblem Based Learning(PBL)への姿勢を分析するための調査を行った。 2. APUの同僚たちと、課題におけるPBLの採用の可能性と教育カリキュラムについて協議を行った。 3. 異文化コミュニケーション学会において、海外からの言語研究者にPBLを紹介した。 4. フィールドスタディー:2008年3月1日〜8日にシンガポールでフィールドスタディーを行った。その後、National Institute of Educationの中央図書館でPBLの文献レビューと、本研究課題に関連する書籍や論文の収集を行い、多くの関連書籍や論文を得ることができた。これらにより、PBLが、様々なレベルや科目のなかで、学生に、より深い学びの動機づけができるうえに、現実の課題解決教育となることがわかった。また、Republic Polytechnicのウェブサイトから、PBLを採用したコースについての知見や、PBLがポリテクニックレベルでどのように実施されているかについての情報を得た。さらに、以前の同僚である2名の研究者とPBLの共同研究に関する協議を行った。 5. 2008年11月に日本で開催された異文化コミュニケーション学会で、PBLについての発表を行った。また、学会開催期間中、参加者に、国際大学における中級の英語、日本語学習者に対するPBLの教育学的価値について説明した。また、PBLの限界についても討議を行い、適切な条件を与えればPBLは日本人学生が問題基盤型のシナリオへの取り組みにより、英語のコミュニケーションスキルを習得するのに役立つことを説明した。
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