2007 Fiscal Year Annual Research Report
直流マイクログリッドにおける直流電圧制御に関する研究
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19860044
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
柿ケ野 浩明 Osaka University, 大学院・工学研究科, 助教 (30437371)
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| Keywords | 直流配電 / マイクログリッド / 分散電源 / 高品質電力供給 / 電力システム / コージェネレーション / 太陽光発電 |
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| Research Abstract |
本研究は,直流マイクログリッドにおける分散電源や電力貯蔵装置を用いた複数台の協調による直流電圧制御手法の開発および実験による検証を目的としている。本年度は,(1)複数台のDC/DCコンバータの電圧協調制御法の検討,(2)電圧協調制御を行うためのDC/DCコンバータの開発・製作および実験システムを用いた動作確認,(3)集合住宅など多数の住戸における直流電圧の安定性解析,について研究を行った。
まず,複数台による電圧制御法の検討を実験システムの構成をもとに行った。具体的には,複数台電圧制御の手法として垂下法を用い,回路シミュレーションソフトを用いた検討を行った。次年度も新しい手法の開発を含めて引き続き検討を行う予定である,
また,電圧バランス制御付きDC/DCコンバータの製作・試験を行った。DC/DCコンバータのための基板の製作を行い,部品を組み立てた後,DC/DCコンバータ単体での各種試験を行った。その後,直流配電実験システムに接続し単体での電圧一定制御が可能であることを実験により確認した。これより,次年度に実施予定の複数台での協調制御の実験が円滑に行うことが可能となった。
さらに,多住戸の場合の安定性について数値解析シミュレーションソフトを用い,20戸程度の集合住宅において実用的な配電線の用いた場合は,1台の系統に連系する整流器による直流電圧一定制御のみでも直流配電システムの直流電圧が発振することなくシステムが安定であることを確認した。
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