2007 Fiscal Year Annual Research Report
人間の創造力を刺激する強い相互作用を備えた住宅コーディネート支援システムの開発
Project/Area Number |
19860069
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
梶山 朋子 Waseda University, 人間科学学術院, 助手 (20454085)
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Keywords | ヒューマンインターフェイス / 情報検索 |
Research Abstract |
本研究は、人間と情報システムの強い相互作用のモデルに基づき提案した検索インタフェースを応用し、人間の創造力を高める住宅コーディネートシステムの開発を行うことを目的としている。システムを構築するにあたり、今年度は以下の3点について調査検討を行った。 1.住宅コーディネートの現状調査 ショールームで利用されているシステムや、市場で販売されているソフトウェアについて調査し、人間とシステムの相互作用と操作方法の両面から、問題点を洗い出した。また、住宅メーカーにおいて、実際の購入現場における意見を伺った。 2.データベースの検討 住宅コーディネートシステムの第一段階として、ルームコーディネート支援システムの試作を試みた。カタログデータからカーテン、壁紙、床材などの各アイテムを入手し、コーディネートに必要な属性を検討した。大きさや素材の柄といった既存の属性値だけでなく、シックやモダン、シンプルといった人間の感覚を表す属性値の表現方法とその計算方法について吟味し、データベースを試作した。 3.コーディネートインタフェースの検討 多次元属性情報に対して柔軟な検索を提供するリング状検索インタフェースConcentric Ring Viewを応用し、ルームコーディネート支援システムを試作した。各アイテムの検索インタフェースとしてだけでなく、複数のアイテムを組み合わせる入力インタフェースとなるよう改良を試みた。ユーザのニーズや思考に合わせて、検索対象アイテムの切り替え、各アイテムに対する属性値の調節、トータルコーディネート閲覧がスムーズに行えるよう、直感的な画面構成や入力デバイスについて検討した。
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