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2007 Fiscal Year Annual Research Report

葉緑体特異的リボソームタンパク質による葉緑体翻訳調節機構の解析

Research Project

Project/Area Number 19870023
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

堀 孝一  Rikkyo University, 理学部, 研究員(PD) (70453967)

Keywords翻訳制御 / 葉緑体 / シアノバクテリア / 植物
Research Abstract

シアノバクテリアにおいてpsrpl変異体およびpsrp3変異体を作成を試み,各種の生育条件によって表現型の解析を行った。その結果,psrpl変異体では通常の生育条件で表現型は見られなかった。しかし40℃の高温化で生育を行ったところ,対数増殖期の増殖速度に大きな変化はないが,定常期の菌数が大幅に抑制された。このことからPSRP1は熱ストレスのような環境ストレス時に対応するための翻訳制御に関与していることが期待された。一方PSRP3に関する変異体は,ゲノム内のpsrp3遺伝子を完全に破壊した株を取得することができず,一部のゲノムDNAにおいて野生型psrp3,遺伝子が残る,PSRP3変異体を作成した。これは葉緑体ゲノムと同様に,シアノバクテリアゲノムはマルチコピーであるためであり,psrp3遺伝子の完全な欠失は致死であると考えられる。また作成したPSRP3変異体では増殖速度の大きな抑制が見られた。したがって,PSRP3は基本的な翻訳因子として働いていることが期待された。
次にシアノバクテリアPSRP1およびPSRP3タンパク質を大腸菌で発現,精製し,特異的な抗体を作成した。現在作成した抗体を元にPSRPタンパク質の挙動と環境応答を解析している。さらに,これらの知見をもとに葉緑体においてPSRPタンパク質機能を解析するために,各種PsRP遺伝子のRNAiを誘導する植物ウイルスベクターを現在作成中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Book (1 results)

  • [Book] RNA実験ノート(下)第3章-5RNAiの植物への応用を担当2008

    • Author(s)
      編/稲田 利文、塩見 春彦
    • Total Pages
      118-125
    • Publisher
      羊土社

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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