2007 Fiscal Year Annual Research Report
非侵襲的脳機能画像法を用いた咀囑運動時のヒト脳機能の解明
Project/Area Number |
19890078
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
宮本 順 Tokyo Medical and Dental University, 歯学部附属病院, 医員 (10451949)
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Keywords | 咀嚼 / 口腔 / fMRI |
Research Abstract |
ヒトにおける「咀嚼」の意義を考えるにあたっては、からだの働きとの関係だけでなく、文化的行動としての側面を忘れるわけにはゆかない。このような文化的行動としての一面をもつ咀嚼において、高次中枢である大脳皮質がどのように関わっているかを、非侵襲的脳機能計測法である機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて明らかにすることが、本研究の目標である。fMRIを用いた研究においては高磁場環境下での計測となるため、磁場を乱す磁気や電流を用いたり、金属を使用したりしている運動計測装置を用いて実験することは難しい。また、現在、歯科医学において使用される咬合圧計測法としては、圧力測定シートを用いる方法が一般的であるが、この方法では経時的な測定が行えず、ある瞬間の咬合圧が測定されるのみである。そこで、これまでMR環境下で使用できる咬合力計測装置の開発を行ってきた。咬合力計測装置に必要とされる要件としては、1)非磁性体であり、2)リアルタイムに咬合力が計測でき、3)咬合力を被験者にフィードバックできることである。まず、咬合力を電圧の形で出力させて、被験者に咬合力をフィードバックするシステムを確立したが、被験者がモニターを見てよりわかりやすいように、今後改良していく予定である。また、センサー部が咬合圧に耐えうるよう、材質や厚みを変えて、最適なセンサー部を試作している。
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[Presentation] Short-term changes in symptoms of the temporomandibular joint in patients with cleft-lip and palate treated with maxillary distraction osteogenesis2007
Author(s)
Hashimoto K, Otsuka R, Minato A, Sato M, Takada J, Inoue MS, Miyamoto J, Matsubara M, Saito K, Hiyama S, Ono T
Organizer
64th American Cleft Palate Association Annual Meeting
Place of Presentation
Broomfield, CO, USA
Year and Date
20070423-28