2007 Fiscal Year Annual Research Report
クライエントの暴力と攻撃に対処する精神科看護実践の諸相
Project/Area Number |
19890199
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Research Institution | Hirosaki Gakuin University |
Principal Investigator |
岡田 実 Hirosaki Gakuin University, 看護学部, 准教授 (20438435)
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Keywords | 精神科病院 / 入院患者 / 暴力と攻撃行動 / 看護介入技術 / 場面コンテクスト |
Research Abstract |
本研究に関連して平成19年度に得られた研究実績は以下の通りである。 1.「青森県精神看護・教育研究集会」(2007年12月15日、於:弘前学院大学看護学部)が発足し、そこで『暴力に対処する精神科看護実践の意味』(スライド40枚)を発表。以後この研究集会では、暴力の問題を教育プログラムに組み込んでいく可能性を検討する。 2.「精神科救急・急性期看護問題検討会」(2008年3月8日、於:アピオあおもり)を発足させ初回の検討会を企画・実施し、『精神科看護実践で暴力を考える意義について』(スライド37枚)を発表。以後この検討会は、暴力への対処事例の検討を行なう。 3.研究発表:雑誌論文、岡田実:暴力と攻撃に対処する精神科看護とは;経験を技術と実りある実践に変えていくために、精神科看護、34(11):37-42、2007を発表。 4.図書出版予定:岡田実(単著):暴力と攻撃への対処;精神科看護の経験と実践知〔すぴか書房、2008年6月出版予定、初稿済み再校待ち、A5版200頁〕本書は代表研究者の2001年〜2007年までに発表した論文を再構成し加筆修正したものである。本研究課題のバックボーンを成すものである。質的研究の性格上、発表論文に収まりきれない豊富な情報と解釈が盛り込まれている。平成20年度実施予定の研究スケジュールの遂行に寄与するものと期待される。 5.インタビューによる情報収集を予定している精神科病院として、弘前地区に1箇所、札幌地区に1箇所を選定し、研究の趣旨説明を済ませ協力の内諾を得た。また、既に精神科病院を退職している元精神科看護師からの協力の内諾も得られた。(以上)
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