2020 Fiscal Year Annual Research Report
地域ブランド化による日本農業の活性化:多様なステークホルダーの関わりに注目して
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19F19773
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
秋津 元輝 京都大学, 農学研究科, 教授 (00202531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SCHRAGER BENJAMIN 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-11-08 – 2021-03-31
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Keywords | 新型コロナウイルス感染拡大 / 特産畜産物 / 畜産物消費行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大によって、調査がともなう研究活動については大きな制限があった。そうした中、この時期にしか出来ない研究を推進するべく、新型コロナ下における畜産物の生産と消費に対する影響を新しく研究課題に加えて、調査研究を実施した。従来の研究は養鶏が中心であったが、今年度は牛や豚などの家畜にも対象を広げ、その一環として、沖縄県でのアグー豚に関する歴史や育種過程、新型コロナによる影響などについて、感染拡大の合間をぬって沖縄に滞在し、現地調査を実施した。それらの調査から得られた結果を日本人大学院生の協力をえながらまとめているが、その成果をこれまで研究してきた地鶏における状況と比較することについては、今後の研究課題である。 当初予定されていた7月の国際学会が延期となり、学会での報告機会は失われた。それに代えて、日本における近代的養鶏の展開、および生鶏肉食に関する文化的特質など、これまでの研究結果に基づく講演を上智大学、ハワイ大学マノア校、慶應義塾大学商学部にてオンラインで実施した。また、新型コロナ下における畜産物を中心とする食料小売の変化については、2021年4月開催のアメリカ地理学会年次大会で報告するべく準備をおこなった。 さらに、出版物としての公表については、 分野を代表とする国際雑誌に2つの論文を掲載した。ひとつは、従来の研究成果を基礎にしたものであるが、もう一つは新型コロナウイルス感染に対する科学のあり方について、専門分野を超えた意見表明であり、学際的な研究活動して評価されるものである。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)