2020 Fiscal Year Annual Research Report
Catastrophe behavior and failure mechanism of seismically isolated high-rise buildings under extreme earthquakes
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19F19777
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Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
薛 松濤 東北工業大学, 建築学部, 教授 (70236107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SONG XIAO 東北工業大学, 建築学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-11-08 – 2022-03-31
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Keywords | 中間層免震 / アスペクト比 / 基礎免震 / 振動実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
解析について:2020年4月から2021年のプロジェクト期間中に次の研究を行い、ある程度目標を達成した。本学(東北工業大学)にある構造ヘルスモニタリングシステムが設置してある実制振構造物の実地震記録データを用いて、中間免震層を有する解析モデルも確立してから解析を行った。解析パターンとして、免震層の場所を基礎免震から、1/3高さと2/3高さでの中間免震層、さらに最上階下一階での免震層を変化させて解析を行った。免震層の高さの変化によって得られた振動特性を比較して免震層の配置高さによる構造物への影響について調べた。加速度応答及び変形応答による構造物の高さの極限についても検討を行った。この結果を用いて理論的に最も適切な免震層位置についても検討し、解析結果の整理が全般的に終わった。 実験について:上記の解析結果を鑑み、振動台実験に必要な構造物模型について検討し、設計が終わった。そして、設計通りの模型を製作しようとして、部材を発注したが、コロナが原因で一部の納品が遅れて、未だに来ていない。具体的には、免震装置を模擬するためのレールの納品が来ていない。 期間中に、予定通りの日本建築学会大会で論文2編を発表して、そしてDOI付きの論文https://doi.org/10.21741/9781644901311-31を公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナで、部品の納品が遅れて、模型製作が遅れ、それが原因で、振動台実験が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
遅れている模型製作及び振動台を行いたい。2021年6月に実験を実行する予定である。そして、実験と解析結果を比較しながらお互いに修正して繰り返してなるべく一致に近い結果を得ようとする。
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Research Products
(4 results)