2020 Fiscal Year Annual Research Report
Entrepreneurship Skills Acquisition Canvas: A tool for entrepreneurship skill development and evaluation with pedagogies and technologies considerations
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19F19779
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
関口 倫紀 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (20373110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LIN JINGJING 京都大学, 経営管理研究部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-11-08 – 2022-03-31
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Keywords | 起業スキル / 教育技術開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は、まず、Bibliometric分析を可能にするソフトウェアであるVOSviewerを用いて起業スキルに関する研究動向を概観し、先行文献の整理と評価をシステマチックに行った。とりわけ、文献の対称を起業教育に関するEラーニングに絞り、Eラーニングがいかに起業教育に活用され、教育システムとして統合されつつあるのかについての研究動向をBibliometric分析を用いて整理した。具体的には、2000年から2019年にかけての19年間に当該テーマで発表された論文を収集し、研究内容の分類、学術的貢献の度合い、それぞれの分類ごとの主要研究テーマについての整理を行ったうえでレビュー論文を作成した。本論文は、2020 IEEE International Conference on Teaching, Assessment, and Learning for Engineering (TALE)に採択され、2020年12月にオンラインにて発表した。次に、高等教育における若年層向けの起業教育に関する研究動向を整理・分析するため、1990年から2019年にかけて、15歳から19歳までの若年層に対する起業教育というテーマで研究され出版された学術論文をシステマチックに収集し、これらの文献および成果を統合した概念マップを作成し、当該分野をより発展させるための将来研究のための指針を導きだす作業を行った。本作業では、外国人共同研究員および受入れ教員の他に、研究室のメンバーや米国大学の教授も参加することでプロジェクトを推進した。本テーマの成果は、論文化され国際学会や国際ジャーナルに投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和2年度は、大規模な文献調査やレビュー論文の作成に加え、起業家教育プログラムの開発のためのフィールドスタディや実証実験の実施も視野に入れていたが、新型コロナ感染症拡大の影響により、フィールドスタディや実証実験を実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題は、外国人特別研究員のJingjing Lin氏との共同研究を目的として2019年11月から2021年11月までの2年間の予定であったが、日本学術振興会外国人特別研究員の採用期間が、2020年10月末日までと変更になったため、2020年10月末日でいったん研究課題を終了した。ただ、すべてのプロジェクトが完了したわけではないため、2020年11月以降も引き続き、共同研究自体を継続しており、来年度以降も継続する予定である。
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Research Products
(2 results)