2020 Fiscal Year Annual Research Report
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19F19790
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
土屋 純 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60236908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MILHEIRO PIMENTA RICARDO 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-10-11 – 2022-03-31
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Keywords | ウエルビーイング / スポーツ参加 / 高校生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、スポーツを楽しむことが日本の高校生のウエルビーイング(幸福感)に与える影響を、ポジティブ心理学のPERMA(ポジティブ感情,物事への積極的な関わり,他者とのよい関係,人生の意味や意義の自覚,達成感)モデルを用いた質問紙調査と半構造化インタビューによって明らかにし、その国際比較を行うことである。近年の日本スポーツ界においては、スポーツ参加者の参加のあり方、指導する側の指導のあり方が問題となる事例が多発している。オリンピック等の国際的な競技会開催を控え、わが国におけるスポーツのあり方が大きく問われていると言える。こうしたなか、そもそも楽しむことを目的としたスポーツ参加が青少年のウエルビーイングに及ぼす影響を、わが国の高校生を対象とした調査によって明らかにし、すでにニュージーランドにおいて実施されている調査結果と比較する。これにより、日本の高校生がスポーツ参加から彼ら彼女らの人生にどのような影響を受けているのかが浮き彫りにされるところに本研究の意義がある。 2020年度は上記に示した質問紙調査を、高等学校においてスポーツ活動(部活動)を実施している生徒158名に対し実施した。その質問紙調査の結果を集計し、質問紙調査に応じた生徒の中から、ランダムに19名を抽出し、2次調査を実施した。本来2次調査は半構造化インタビューを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、質問紙による方法に変更して実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通り、2020年度は高校生に対する質問紙調査ならびに2次調査を終了している。
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Strategy for Future Research Activity |
得られた調査結果を分析し、研究論文として国際誌に発表する予定である。
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