2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19GS0317
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
野田 昌晴 National Institute for Basic Biology, 統合神経生物学研究部門, 教授 (60172798)
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Keywords | 神経科学 / 脳・神経 / 生理学 / 細胞・組織 / シグナル伝達 |
Research Abstract |
1.体温近傍の温度でTRPV1が高浸透圧刺激に応答することを発見した。TRPV1が脳室周圏器官に発現していることも明らかにした。TRPV4については、これまでの報告通り低浸透圧刺激に応答し、脳室周囲器官に発現していることを確認した。 2.TRPV1及びTRPV4の遺伝子欠損マウスを用いた行動実験については、従来より詳細な経時変化を見る解析を目指した。 3.エンドセリンによるNa_xの活性化経路が明らかになった。Na_xとエンドセリンB受容体が脳弓下器官のグリア細胞にわいて共局在していること、エンドセリンを脳室内投与すると、塩分および水分摂取量が著しく減少することがわかった。 4.Na_xが基底状態においてリン酸化を受けていること、特にセリン残基がリン酸化されていることを明らかにした。5.水分や塩分摂取行動に関与する神経回路をin vivoで光学的に活性化するための脳内光刺激装置を開発した。
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Research Products
(12 results)