2019 Fiscal Year Final Research Report
通信制高校数学Ⅰにおける主体的に学べる自学自習用動画教材の開発と実践
Project/Area Number |
19H00084
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | 愛知県立旭陵高等学校 |
Principal Investigator |
KATO Keita 愛知県立旭陵高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2019
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Keywords | 通信制高校 / 自学自習 / 動画 |
Outline of Final Research Achievements |
iPad上でプリントに解説をしながら書き込みを行い, 収録した手元動画を53本配信した。動画の解説と同じようにプリントに書き込みをしながら視聴することで, より主体的かつ効果的に自習できるようにした。 手元動画と講義動画それぞれについて, 平均再生回数は講義動画14.7回に対して手元動画は16.2回であり, 手元動画の方が多くの生徒に視聴された。また, アンケート調査では, 手元動画を視聴した生徒は33.3%であり, 「参考になったか」という質問に「なった」「ややなった」と回答した生徒は87.0%であり, 手元動画は視聴した生徒の自学自習に概ね役立ったと言える。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
通信制高校で数学Iを学ぶ生徒の自学自習を支援するために教室で黒板を使って撮影した講義動画を150本以上配信してきた。しかし, 講義動画には以下の2点の課題があるのではないかと考えた。 ① 動画を視聴する際に, ノートを取らずにただ視聴しているだけの生徒が多く, 学習が受動的で, 効果的なものになっていないのではないか。 ② 不登校経験のある生徒が教室で撮影された動画に, 心理的に抵抗感を感じているのではないか。 これら2点の課題を解決し, 不登校経験のある生徒も含めたすべての生徒がより主体的かつ効果的に学べる自学自習用動画教材を開発・実践するために, 本研究に取り組んだ。
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Free Research Field |
教科教育学(数学)
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