2019 Fiscal Year Annual Research Report
小学校のプログラミング教育の問題を解決するための教材マッチングシステムの構築
Project/Area Number |
19H00177
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Principal Investigator |
村上 浩 香川高等専門学校, 技術教育支援センター, 技術長
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Project Period (FY) |
2019
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Keywords | プログラミング教育 / マイコン / 地域貢献活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度から小学校で実施されるプログラミング教育の課題を解決するために本研究を行った。本校の公開講座の教材を小学校の教員・児童らと共にプログラミング教育用にアレンジしながら、個々の児童にマッチングさせていく、教材マッチングシステムの導入検証を行った。この研究により、自身が携わり開発した教材を使用することで、児童が高い学習意欲を持ってプログラミングに取り組めること、教員には情報スキルの向上と円滑な授業運営を可能にすること目指した。 検証作業では、教材の作成過程におけるアイディアの共有や文書・写真の管理が評価や教材の改善等で不可欠であるため、Microsoftの無料版Teams及びSharePointを用いることにし、それの操作・動画教材作成方法の習得とドキュメント化を行った。また教材をアレンジする時に必要となる、本校所有のレーザ加工機・3Dプリンタの作品例や加工手順動画の制作を行った。 開発した教材をプログラムで操作するためのマイコンにBBC microbitを用いることにした。理解が容易なブロック型プログラムでの開発を行っていくにあたり、搭載されているセンサやプログラム作成における注意箇所等の確認を行い、それについてもドキュメント化を行った。 協力小学校への広報媒体と研究記録及び活動の場を広めるため、試行的に学内限定でのホームページの制作を行った。 協力小学校との教材マッチングについては、スケジュール調整において小学校の授業計画等の問題があり交渉途中になっている。今後は授業計画の段階から打ち合わせを行うことや学童保育等での活動を視野に検討している。4月に校内において「奨励研究成果発表会」を行い、これまでの研究成果を報告した。
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