Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
桜島火山灰の化学成分分析について、蛍光X線(XRF)分析と電子プローブマイクロアナライザ(EPMA)による元素分析の比較を行った。XRF分析については、桜島火山灰に対して加圧形成法及びガラスビード法による前処理を行った。また、分析方法については、ファンダメンタルパラメータ(FP)法と検量線法を行い、両者を比較した。EPMAについては、桜島火山灰に対してエネルギ分散型X線分析(EDX)及び波長分散型X線分析(WDX)を行った。本研究成果については、「2019年度分子科学研究所機器・分析技術研究会」及び「実験・実習技術研究会2020鹿児島大学」において成果報告を行った。
ガラスビード法によるXRF分析が、桜島火山灰の化学成分分析に対して有効であるか検証を行った。本研究については、大学教育における分析化学の充実や桜島火山灰の産業開発を行う際の有用となると考えられる。
分析化学