Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
駿河湾の魚類相を解明するため、標本の採集、博物館登録標本の分析および既往文献の調査を行った。その結果、1500種以上の魚類が認められた。種類数で優占したのはハゼ科やベラ科などであった。また、深海性の種が全体の約30%を占めた。2019年度の調査で新たに採集した標本は約300個体で、これらの中には駿河湾初記録となる6科7種も含まれていた。本研究成果は東海大学海洋学部博物館(以下、海洋学部博物館)の展示を通じて社会に発信し、生物多様性とその重要性について普及・啓発を行った。
(1)学術的意義 : 駿河湾における魚類の種多様性を明らかにし、魚類学や分類学等の進展に貢献できる。また、採集した標本は自然の記録(証拠)として海洋学部博物館に登録・保管することで後世に引き継ぐと共に、将来の新たな自然史研究の材料としても役立てることができる。(2)社会的意義 : 生物多様性は持続可能な社会の形成基盤であり、その重要性を伝える具体的な1例として本研究成果を博物館展示に反映することで、一般の関心と理解を深めることができる。
魚類学分類学