2019 Fiscal Year Final Research Report
薬剤投与誘導型Chst14遺伝子欠損マウスの樹立と効率的な遺伝子欠損誘導方法の確立
Project/Area Number |
19H00327
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3120:Biology at molecular to cellular levels, biology at cellular to organismal levels, biology at organismal to population levels and anthropology, neuroscience and related fields
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
SHIMADA Shin 信州大学, 基盤研究支援センター動物実験支援部門, 技術職員
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Research Collaborator |
吉沢 隆浩
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Project Period (FY) |
2019
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Keywords | 筋拘縮型エーラスダンロス症候群(mcEDS) / DI-Chst14KOマウス / 遺伝子欠損誘導 / タモキシフェン(Tamox) / 腹腔内投与 / 経口投与 |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、Chst14floxマウスとCre-ERT2マウスを交配することで、薬剤(タモキシフェン)投与誘導型Chst14遺伝子欠損マウスの樹立に成功した。樹立したマウスを用いてChst14遺伝子の欠損誘導方法を検討した結果、効果的な欠損誘導には、コーンオイルに溶解したタモキシフェン(Tamox)を25mg/kgの用量で5日間連続腹腔内投与する方法が適していることが示唆された。また、Tamox混合飼料を5日間自由摂取させることでも欠損誘導は可能であった。今後は、本研究で得られたデータを基に、さらに効率的な欠損誘導方法の検討を行う予定である。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
薬剤投与誘導型Chst14遺伝子欠損マウス(DI-Chst14 KOマウス)を樹立し、欠損誘導方法を検討したことにより、DI-Chst14 KO マウスの効率的な遺伝子欠損誘導方法(タモキシフェンの最適な投与方法と投与量および解析時期)を確立するためのデータが得られた。得られたデータを基に、さらに効率的な遺伝子欠損誘導方法を検討することが可能になった。将来的に、DI-Chst14 KO マウスは筋拘縮型エーラスダンロス症候群(mcEDS)の疾患モデル動物として、mcEDSの病態メカニズム解明研究に寄与することが期待される。
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Free Research Field |
実験動物学
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