2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
ケイパビリティアプローチに基づく福祉交通システムの実装と調査分析プログラムの構築
Project/Area Number |
19H00595
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 7:Economics, business administration, and related fields
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Research Institution | Teikyo University (2021-2023) Hitotsubashi University (2019-2020) |
Principal Investigator |
後藤 玲子 帝京大学, 経済学部, 教授 (70272771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小塩 隆士 一橋大学, 経済研究所, 教授 (50268132)
神林 龍 武蔵大学, 経済学部, 教授 (40326004)
小林 秀行 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (80363753)
王 薈琳 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 社会労働衛生研究グループ, 特定研究業務研究員 (10961203)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
ケイパビリティアプローチ(Sen, 1985)は所得や効用ではなく個人の自立や主体性を捕捉する。地方自治体と協力して、仮想質問により個人のケイパビリティフロンティアを推定し、ケイパビリティ集合の変化を比較できるようにする。また、市民の公共的討議に基づく高齢者の移動ケイパビリティを高める福祉交通サービスを設計する。以上の知見をもとにケイパビリティアプローチの操作的定式化の方法を理論化しようとする。 方法的な難問を解こうとすること、さらにそれを現在の我が国が抱える高齢化問題という課題において行うという両方に意義がある。既に地方自治体との協力体制も整っており、高齢者・障害者の移動のケイパビリティの国際比較は十分可能である。個人のケイパビリティを構成する諸機能のリストと測定単位の同定のプログラム構築も期待される。
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