2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
スピン三重項状態を持つ強磁性超伝導体のトポロジカル物性とフェルミ面
Project/Area Number |
19H00646
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 13:Condensed matter physics and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
青木 大 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (30359541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲村 愛 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (30756771)
本多 史憲 九州大学, アイソトープ統合安全管理センター(伊都地区), 教授 (90391268)
清水 悠晴 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (90751115)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
強磁性量子臨界終点近傍において、これまで理解されてこなかった電子系における対称性の破れを、リフシッツ転移、ネマティック状態、ポメランチュク不安定性をキーワードに、量子振動効果によるフェルミ面観測から明らかにする研究計画である。さらに、スピン三重項超伝導が実現しているこれらの物質で、トポロジカル超伝導という新たな視点に基づいた超伝導研究を展開する。 磁気臨界点でのフェルミ面のリフシッツ転移やスピン三重項特有の表面アンドレーエフ束縛状態の観測を目指しており、同時に更なる新物質開発も期待される。スピン三重項超伝導が実現している系において、トポロジカル超伝導というあらたな視点に基づいた超伝導研究の展開も期待される。
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