Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
低エネルギー動作を特徴とする断熱型量子磁束回路(AQFP)を用いた双方向演算が可能な可逆回路の学理を明らかにし、論理回路の熱力学的極限を超える極低消費エネルギー集積回路を実現する。最終的には、演算あたり0.1 aJ以下の動作が可能な4ビット可逆AQFP算術演算ユニットの実現を目指す。可逆計算にまつわる情報エントロピーと消費電力の関係は情報処理回路の本質に関わる部分であり、本課題により得られる知見は、今後の革新的低消費電力コンピューティングの重要な基礎となることが期待される。