2021 Fiscal Year Annual Research Report
Flow control of spin wave using two-dimensional magnonic crystals and application of integrated spin wave circuits
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19H00765
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
井上 光輝 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 客員教授 (90159997)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 太一 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00721507)
石山 和志 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (20203036)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | スピン波 / 二次元マグノニック結晶 / マグノニクス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、スピンの流れを二次元面内で操作する二次元スピン人工磁気格子の創生と、この媒体を用いたスピン波集積回路を得ようとするものである。このために、二次元周期配列した重金属薄膜/磁性ガーネット媒体用いて小型スピン波導波路を開発すると同時に、スピン波の演算回路の開発を通じて学術的「問い」の探求・解明を行うと共に、その物理的・工学的知見を広く産業界へ展開することで、我が国の産業競争力強化に資することを目的とするものである。 本年度は、二次元マグノニック結晶を作製した。昨年度までに整備した試料作製環境を利用し、磁性絶縁体膜上に、重金属膜を成膜し、これをパターニングすることで、二次元マグノニック結晶化した。二次元マグノニック結晶評価用の専用の計測システムも合わせて構築した。スピン波の伝搬特性を測定したところ、特定のスピン波を遮断するマグノニック・バンドギャップが確認された。実験結果を詳細にまとめ論文発表を予定している。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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