2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
土のう構造体を用いた既設盛土の経済的耐震補強工法の実用化研究
Project/Area Number |
19H00810
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 25:Social systems engineering, safety engineering, disaster prevention engineering, and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 貴之 北見工業大学, 工学部, 教授 (20310964)
中澤 博志 静岡理工科大学, 理工学部, 教授 (20328561)
古関 潤一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30272511)
谷 和夫 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (50313466)
片岡 沙都紀 神戸大学, 工学研究科, 助教 (50552080)
白 濟民 神戸大学, 工学研究科, 学術研究員 (50774098)
丁 經凡 神戸大学, 工学研究科, 学術研究員 (80837740)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究では、経済的かつ迅速な盛土耐震補強工法の実用化を目指すもので、「土のう構造体によるのり先補強工法」という盛土のり面の下部を掘削した土を土のう袋に詰めて積層し、鋼棒で締め付けて一体化した土のう構造体ユニットを準備する。これらをのり先部に階段状に設置することにより、盛土全体の安定化を図るもので、新たな土地を取得する必要がなく、高度な施工技術、特殊な材料や重機を要しない工法である。 従来法よりも低コストで迅速なのり面の耐震補強方法の実用化を目的としている。地震による道路盛土の崩壊が多発しているため、のり面の経済的かつ効率的な補強法の開発は重要である。ハニカム構造を有する多段式土のう構造体は学術的な新規性があると思われ、防災科学研究所の振動台を用いて実物実験をする計画であるため十分な環境が整っている。また予備実験を含めた基礎検討が進められている。
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