2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
完全接合(接合部のない接合)技術の開発と新規構造材料の提案
Project/Area Number |
19H00826
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 26:Materials engineering and related fields
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤井 英俊 大阪大学, 接合科学研究所, 教授 (00247230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森貞 好昭 大阪大学, 接合科学研究所, 特任准教授 (00416356)
青木 祥宏 (アオキヤスヒロ) 大阪大学, 接合科学研究所, 特任講師 (70775642)
柳楽 知也 大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (00379124)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
研究代表者らは、接合部の組織が母材の組織と同じあるいは同等であり、金属学的に「界面」の存在の無い継手を得ることのできる接合技術(完全接合技術)およびその継手(完全接合体)を数秒間で達成できる可能性を世界で初めて示した。本課題は当該新規接合法の接合メカニズムを学術的に検討する提案である。また、リニア摩擦接合だけでなく、工学的にも期待される大荷重局所加熱技術も提案している。 「完全接合体」により力学的に理想的な接合が実現されるとともに、構造材料としての鉄鋼材料の利用拡大に挑戦する点が特に期待される。この技術により、素材の特性を向上させるが接合性を低下させる多数の添加元素の活用が可能になり、素材開発領域の劇的な拡大が見込まれる。また、材料の接合強度と靭性が向上すれば、構造物の軽量化と高性能化への寄与など、社会的なインパクトも多大である。
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