Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
スピン偏極走査トンネル顕微鏡にスピン共鳴・強磁性共鳴の信号を検出するためのESR機構を導入することで、スピンや磁化の静的な情報だけではなく、動的な情報も得られるスピン共鳴走査トンネル顕微鏡を構築する研究である。本研究により、単一スピン・磁化に対する、有効磁場、g値、スピン緩和時間等の計測が可能になる。個々のスピンに対する重ね合わせ状態の制御による量子コンピューティング・シミュレータの実現に繋がる成果が期待できる。