Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
誘電体スロット構造を用いた高速光変調器の実現を目指す提案である。ゾルゲルシリカをクラッドとし、高い電気光学係数を有するポリマを埋め込む構造を提案し、着実な成果を挙げてきている。光変調の帯域幅を拡大するために、TiO2等の誘電体スロット層を導入して光導波路の実効屈折率の整合を図り、帯域幅を240GHzまで拡大することを目的としている。電気光学効果の大きいポリマとTiO2誘電体との組み合わせ、位相不整合の抑制に着目した光変調器の高性能化など、材料および光学の両面で独自性が高く、学術的に意義がある。低コストでの実現も期待でき、将来の光通信の高速、高性能化に貢献する研究である。