2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
パルスラジオリシスによる基礎過程解明を通じたシンチレータ設計指針の確立
Project/Area Number |
19H00880
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 31:Nuclear engineering, earth resources engineering, energy engineering, and related fields
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
Kudoh Hisaaki 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00334318)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 真一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20511489)
室屋 裕佐 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (40334320)
越水 正典 静岡大学, 電子工学研究所, 教授 (40374962)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
発光型放射線センサーであるシンチレータに適した材料について、その動作機序の学理に基づいた材料設計を目指すための研究である。具体的には、パルスラジオリシスという過渡吸収分光によりシンチレータ中での励起状態の緩和や移動、あるいは消光過程を解明する。さらに、得られた成果に基づいた材料設計により、高性能なシンチレータを実現することを目指している。 従前、経験知や勘に基づく材料設計が行われていた本分野において、材料設計手法のパラダイムシフトを起こすことが期待される。さらに、見いだされた材料設計指針に基づいて開発されるシンチレータでは、飛躍的な性能向上、放射線を用いる医療診断分野やセキュリティ、あるいは基礎科学分野などの幅広い分野に対する貢献につながることが期待される。
|