2020 Fiscal Year Annual Research Report
パルスラジオリシスによる基礎過程解明を通じたシンチレータ設計指針の確立
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19H00880
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
工藤 久明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00334318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 真一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20511489)
越水 正典 東北大学, 工学研究科, 准教授 (40374962)
室屋 裕佐 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (40334320)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | シンチレータ / 放射線 / パルスラジオリシス / 時間分解測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
比較的オーソドックスな酸化物試料でのシンチレータ試料の作製を継続した。この際,パルスラジオリシスにおける照射変性を避けるため,なるべく均質な試料を複数作製できるよう環境も整備した。 ピコ秒パルスラジオリシス体系の構築では,引き続きパルス&プローブ法で用いる検出系を整備した。前年度に購入した多波長分光器を大阪大学産業科学研究所の電子線加速器施設にて調整を進め,体系内での使用が可能な状況となった。同期制御のための遠隔制御系や,解析ソフトの準備も始めた。 ナノ秒パルスラジオリシス体系の構築では,引き続き測定体系の固体試料用に向けた改良を実施した。他プロジェクトで購入したゲート付き多波長分光体系も利用し,時間分解発光スペクトル測定ができるか検討した。同様に他プロジェクトで購入した波長可変レーザーを電子線の代わりに励起源とした時間分解分光も検討したが,マシンタイムの制約により,これはほとんど進捗が見られなかった。 上記の体系のほか,東北大に設置した分析装置も用い,随時テスト測定を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
概ね当初の予定通り進捗している
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Strategy for Future Research Activity |
繰り越しを適切に活用し,当初の計画に沿って研究を遂行する。
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Research Products
(8 results)