2021 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19H00900
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 倫孝 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (80256510)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 光操作 / RNA / 酵素 / 標準添加法 |
Outline of Annual Research Achievements |
「生細胞内RNAの分子数および特異配列反復回数計測技術の開発」で行っているTERRA検出発光プローブの開発においては、前年に実現した試験管内でTERRAの発光検出に続き培養細胞での顕微鏡観察を行った。本プローブをヒト培養細胞株U2OS細胞に導入し、発光顕微鏡観察を行った。その結果、核内においてTERRAプローブ由来の生物発光を認めた。また、生物発光を示した領域は核内タンパク質hnRNPA1と共局在を示した。hnRNPA1はTERRAと共局在することが知られているタンパク質であることから、本TERRAプローブは生細胞内においてTERRAの局在を可視化するプローブとして機能していることが強く示唆された。 PI-Lucを近赤外光で操作するために,アップコンバージョン粒子を用いた実験系を確立した.アップコンバージョンナノ粒子は,シンガポールNTUのXING教授より提供していただいた.近赤外光照射による細胞へのダメージを定量的に評価した.原理検証実験として,LOV2によりダイマー形成する膜リセプターを用いて細胞に発現させ,その細胞をLNPを塗布したスライドガラスに載せ,近赤外光 (808 nm) 照射による青色のアップコンバージョン光で活性化可能かどうかを検討した.結果,近赤外光照射に伴う膜リセプターの自己リン酸化反応は確認されたものの,シグナル下流分子の一部は活性化されないことが判明した.その原因は,近赤外光照射による40℃を超える培地温度の上昇が原因であることが解った.本検証結果はCells誌に報告した.そこで光照射を短時間でインターバルをとることで,培地温度が37-39℃の範囲内となる光照射条件を決定し,PI-Lucの実験に適用できることが判明した.
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(34 results)