2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
腎糸球体障害における凝固因子・内皮細胞・ポドサイトのクロストーク機構の解明
Project/Area Number |
19H00968
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 42:Veterinary medical science, animal science, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
前田 真吾 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80755546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 和幸 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10223554)
藤井 渉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40708161)
播谷 亮 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (80355172)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
腎糸球体障害の進行には糸球体ポドサイトと血管内皮細胞の相互作用の破綻が想定されている。本研究では、両者を結ぶものとして血液凝固因子によるポドサイトの活性化と、血管内皮細胞によるその阻害を仮説として設定し、細胞・組織レベル、個体レベルでの実験、ならびに犬・猫の腎疾患症例における臨床試験を実施して、この仮説の実証に挑む。 腎糸球体疾患は、ヒト・動物の重要な疾患であるが、発症病理に謎が多く、病態の把握や治療が困難である。本研究は、ポドサイト-血管内皮細胞間相互作用に関する新たな仮説を実証する計画であり、動物・ヒトの糸球体疾患/腎疾患の発症機序の新たな理論、治療・予防に有用な学術情報を提供し得ることが期待できる。
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