2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
細胞内輸送が厳密に制御する自然免疫分子STINGの活性・不活性化の分子機構
Project/Area Number |
19H00974
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 43:Biology at molecular to cellular levels, and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
細胞質に漏出したDNAを異物として認識し、自然免疫応答を誘導する機構に関わるSTINGは、ゴルジ体でパルミトイル化により活性化され、細胞内輸送により厳密に制御されている。本提案は、高解像度ライブイメージング、STING結合タンパク質の同定などの様々なアプローチによって、STINGの細胞内輸送を制御する分子機構を明らかにすることを目指すものである。 小胞体局在蛋白質STINGは自然免疫応答等において鍵となる役割を果たし、その変異が自己炎症性疾患の発症につながる。本研究は、研究代表者の発見に基づいた独創的な研究であり、STINGの細胞生物学的解析を通して、これまで知られていない新しい膜介在性分解経路が明らかになり、STINGが関与することが示唆される種々の炎症性疾患の発症メカニズムの解明や新規創薬標的への出口につながる可能性がある。
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