Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
自然免疫における病原体センサーであるToll様受容体とNod様受容体の結晶構造解析と電子顕微鏡による立体構造解析を行う。さらに、Toll様受容体のひとつであるTLR7についてヌクレオシドトランスポータであるSLC29A3との相関を通して、その活性化機構における核酸代謝関連分子の役割を明らかにする。自然免疫における病原体センサーであるToll様受容体とNod様受容体の立体構造の解明は、自然免疫機構の理解における構造基盤となるばかりでなく、自己免疫疾患治療薬等の薬剤開発の基盤となることが期待される。また、自己免疫応答と核酸代謝との相関という新たな観点についても注目される。