Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
研究代表者はこれまで線虫C.elegansをモデルに用いて神経軸索の再生を制御するシグナル伝達機構の解明に大きな貢献をしてきた。本計画はこれまでの圧倒的な成果の蓄積を基に分子遺伝学的手法を用いて複雑なシグナル伝達ネットワークの全貌解明に迫ろうとするものである。独立した4つの計画が用意されている。それぞれの研究テーマは、解答としての仮説が提案されており、その意味で成熟した内容の優れた提案である。たとえ1つが挫折しても他でブレイクスルーが得られる可能性が高く、この研究成果は、将来損傷した神経の再生医療につながる可能性が高く、社会的な要請度も高い。