Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
研究代表者は既に可逆的TCA回路を発見し、生命は環境における有機物の量(アセチルCoA)に適応して独立栄養にも従属栄養にも機能する混合栄養生物として誕生した可能性を示唆している。本提案ではアミノ酸の安定同位体標識部位を検出する超微量メタボローム解析技術を用いて大量培養が難しい環境微生物の代謝経路を明らかにする。可逆的TCA回路は生命の誕生、進化を理解する上でも新たな展開であり、提案にある環境微生物を用いたWL回路やTCA回路の解明は、学術的にも極めて優先度が高く優れた提案である。熱性細菌の培養からゲノム、トランスクリプトーム、プロテオームに至るトランスオミクスを用いたアプローチが提案されており包括的な解明が期待できる。