2019 Fiscal Year Annual Research Report
生体の酸化ストレス応答の分子メカニズム解明とその疾病予防・治療への応用
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19H01019
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山本 雅之 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50166823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 恵子 東北大学, 医学系研究科, 講師 (20466527)
鈴木 隆史 東北大学, 医学系研究科, 講師 (70508308)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | Keap1-Nrf2制御系 / 酸化ストレス / 加齢関連疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
私たちは常に外界からのストレスに曝されており、それに対する応答は生体の恒常性維持に必須である。酸素、紫外線、大気や食物中の化学物質などが重要な環境由来ストレスとなっているが、これらのストレス因子の増加は生体内レドックスバランスの撹乱を招来し、多くの疾患の共通基盤を形成している。超高齢化社会での健康長寿を実現するためには、生体の酸化ストレス応答機構全容の理解とその制御メカニズムの詳細な解明が極めて重要である。本申請研究では、生体の酸化ストレス応答機構において中心的な役割を果たしている KEAP1-NRF2 制御系の機能メカニズムの解明に挑むとともに、ストレス関連疾患の予防・治療に対する同制御系の貢献を明らかにする。特に、生体が KEAP1 を利用して過剰な酸素によるストレスを感知するメカニズムとそのストレス感知が生体防御遺伝子群の発現の変化を惹起するメカニズムの解明に挑戦する。本申請研究は、NRF2 活性化による疾病予防・治療の有効性やその健康長寿実現への貢献を実証するものと期待される。 本年度は、1)KEAP1-NRF2制御系による酸化ストレス感知メカニズムの解析、2)KEAP1-NRF2制御系の構造機能連関解析、3)加齢関連疾患モデル動物を用いたNRF2活性化の有効性検証を行うため、それぞれの解析に必要な実験系のセットアップを主に実施した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Molecular Mechanism of Cellular Oxidative Stress Sensing by Keap12019
Author(s)
1.Suzuki T, Muramatsu A, Saito R, Iso T, Shibata T, Kuwata K, Kawaguchi S, Iwawaki T, Adachi S, Suda H, Morita M, Uchida K, Baird L, Yamamoto M.
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Journal Title
Cell Reports
Volume: 28
Pages: 746-758
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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