Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
ヒトパピローマウイルス(HPV)関連中咽頭癌は、子宮頸癌と同様に高リスク型HPV感染が原因となり発生するが、自然史は未解明のままである。本研究では、①HPVレセプターを同定する ②前癌病変の存在を明らかにする ③cell-free HPV DNAが前癌病変のバイオマーカーとなるかを検証する。本研究によりHPV関連中咽頭癌の予防に向けた施策の構築が可能となる。全く不明なHPV関連中咽頭癌の自然史を初めて解明する、新規性の高い研究課題である。高リスク型感染率は3.4%とやや低いが、治療方針が大きく変わる可能性があり、社会的インパクトが大きい。