Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
電磁波漏えいに関する耐タンパ技術の研究である。情報漏えいを予測可能なシミュレーション技術を開発し、漏えいを抑止する配線パターンや電気素子などを効果的に組み合わせる機器設計手法を開発する。電磁的な外乱をターゲットに与えることで、機器から漏えいする電磁波の強度をコントロールするというアプローチをとる。放射電磁波の計測を困難にすることにより情報漏洩の脅威を無効化するという発想には独自性・創造性が認められる。ハードウェア設計のレベルにまで踏み込んだ、オリジナリティの高い研究課題である。IoTの時代において、電磁波からの情報漏洩は大きな問題になり得るので、その解決に向けての有用な知見が得られるものと期待する。