2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
歴史ビッグデータ研究基盤による過去世界のデータ駆動型復元と統合解析
Project/Area Number |
19H01141
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 62:Applied informatics and related fields
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
Kitamoto Asanobu 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (00300707)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 雄太 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 助教 (10802712)
加納 靖之 東京大学, 地震研究所, 准教授 (30447940)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究は、蓄積された過去の歴史的な状況記録、行動記録、状態記録など歴史的ビッグデータを用いて、江戸時代を時空間的に復元するための基盤を構築するものである。具体的には、歴史的記録に対するデータ駆動型アプローチの適用事例として、江戸時代の天気や地震に関する自然の復元や、江戸時代の幕藩体制の人物情報等に関する社会の復元などの可能性を追究するものである。 もし実現できれば、歴史記録保持大国である日本の利点を十分に活用した日本版タイムマシンができ、これは世界の他の地域での復元に対する接続点になるため、学術的な意義は大変大きい。研究計画は、データの種類に応じた書式法や、データ統合、アプリの開発などが具体的に検討されており、研究体制も工学、理学、文学分野の専門家が参加しており妥当な体制であるので実現の可能性は高いと期待できる。
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