2023 Fiscal Year Annual Research Report
A Project on Fusing Philosophical Practices and Self-Directed Studies (Tojisha-kenkyu): an Investigation of Dialogue and Support for Minority Groups
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19H01185
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
稲原 美苗 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00645997)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 広路 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10283847)
村山 留美子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20280761)
津田 英二 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30314454)
梶谷 真司 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50365920)
高橋 綾 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 講師 (50598787)
池田 喬 明治大学, 文学部, 専任教授 (70588839)
三井 規裕 桃山学院大学, 共通教育機構, 准教授 (70844471)
本間 なほ (ほんまなほ) 大阪大学, COデザインセンター, 教授 (90303990)
中川 雅道 神戸大学, 附属学校部, 附属中等教育学校教諭 (00842923)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 哲学プラクティス / 哲学対話 / 当事者研究 / マイノリティ / 現象学 / 社会教育 / 学際的研究 / 臨床哲学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度から2022年度までの総括として、2023年度は、研究会と国際シンポジウムを開催し、シンポジウムの発表原稿をもとに研究成果報告書を作成した。
まず、2023年7月27日に明治大学において「G.ビースタのP4C批判とその行方―哲学プラクティスの現在への一視角」をテーマに研究会を開催した。この研究会は、研究分担者の池田喬が企画運営した。近年、P4Cや哲学対話が教育現場で実践されるようになってきた。しかしながら、哲学を学校教育のために利用する(哲学の道具化)という観点から、オランダの教育学者G.ビースタはP4Cを用いた教育実践を批判した。本研究会では、ビースタのP4C批判を受け止め、日本でP4Cの実践研究をしてきた堀越耀介氏(東京大学)、土屋陽介氏(開智国際大学)、後藤美乃理氏(東京大学)の3名に登壇していただいた。ビースタのP4C批判後に、どのようにP4Cを展開していくのかという問いについて考えた。
2023年9月24、25日に東京大学駒場キャンパスにおいて「哲学対話と当事者研究についての総括シンポジウム」を開催した。この国際シンポジウムは、分担者の梶谷真司と研究代表者の稲原が企画運営した。p4cの実践研究を続けているハワイ大学マノア校のベンジャミン・ルーキー氏と渡邉文氏、そして、それぞれの分野で当事者性と対話について実践をしてきた柏木睦月氏、堀越耀介氏、上館誠也氏、神戸和佳子氏、マイケル・ギラン・ペキット氏を登壇者として迎えた。本科研プロジェクトの研究代表者や研究分担者も登壇し、研究成果を発表した。この総括シンポジウムでの発表原稿(研究代表者、研究分担者、登壇者を含む)をもとにし、『哲学対話と当事者性』と題した研究成果報告書を作成した。報告書を印刷し、関係者に送付した。多くの人々が読めるように神戸大学附属図書館の学術成果リポジトリにおいて報告書を公開している。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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