2021 Fiscal Year Annual Research Report
Indian Music as Cultural Resource in Post-Independence Era
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19H01206
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
田中 多佳子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (70346112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 吉孝 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (00290924)
小日向 英俊 東京音楽大学, 音楽学部, 客員教授 (00399742)
田森 雅一 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10592454)
岡田 恵美 国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 准教授 (60584216)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | インド音楽 / 文化資源化 / 統合データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
1.研究会の開催:年度内に全3回(7月4日(通算第6回)、2022年1月6日(第7回)、2月16日(第8回)の研究会をオンラインで開催し、全員で互いの進捗状況と全体の方向性を確認した。 2.データ入力と修正:インド音楽家名鑑掲載データ(WWIM)1877名分、インド国営ラジオ局放送曲目リスト(AIR)9593曲分、国立音楽芸能研究所受賞者一覧(SNA)1320名分、オクスフォード・インド音楽百科事典掲載音楽家データ(OEMI)、マドラス音楽祭演奏曲目一覧(MAM)の各々について、未入力データや修正などの作業を継続的に行い、完了した。とりわけ難航が予想されたMAMについて、第9回(1935年)~第93回(2019年)の音楽祭で演奏された、全28837曲のデータの入力と修正を終了したことは、それだけで大きな成果といえる。 3.統合データベースの構築:5つの個別データベースの統合データベースの構築作業のために、ふさわしい業者を選定して契約し、WEB上に非公開のプラットフォームを構築。全員で具体的に使い検討しながら、具体的に統合する作業の準備が整った。 4.統合データベースのトップページの制作:研究会でまずメンバーが業者からの説明を受けて基本的な仕様を確認し、統合データベースの形体に関するコンセンサスを確認。初めに、トップページのデザインや説明文を制作した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍によって、現地調査による現地機関や研究者らとの意見交換は叶わなかったものの、その労力や予算をデータ入力や修正作業に集中させることにより、個別のデータベースはすべて完成したことは予想以上の大きな進展であると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
統合データベースを少しでも早く完成させ、メンバーが各々の研究テーマに基づいて、これを用いた研究成果をあげ、発表する。具体的には、次のように計画している。 1.必要に応じて個別データベースごとに作業部会を開催し、データ全体を見直し完成させる。 2.業者と小日向・田中で統合作業部会を結成し、定期的にオンライン・ミーティングを行い、統合データベースの構築作業を行う。必要に応じて、メンバーに協力を呼び掛ける。 3.完成させた統合データベースを用いて、各自、個別研究の分析を進め、秋の東洋音楽学会にてデータベースを公開すると共に、共同研究発表を行う。
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Remarks |
Integrated Database for Indian Classical Music and Musicians as Cultural Resources
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Research Products
(6 results)