2022 Fiscal Year Annual Research Report
アウグスト強王コレクションにおける18世紀前期輸出磁器と「日本宮」の日本表象研究
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19H01213
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
櫻庭 美咲 神田外語大学, 日本研究所, 講師 (20425151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒川 正明 学習院大学, 文学部, 教授 (70392884)
野上 建紀 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (60722030)
J・J Delaunay 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (80376516)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 工芸史 / 美術史 / 考古学 / 東西交流 / 国際共同研究 / 陶磁史 / 保存科学 / 修復 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の研究は、本科研の研究報告書(刊行物)全体を編集し、刊行することを中心に行った。同書には、前年度までの研究課題の成果であるアウグスト強王旧蔵品日本陶磁約1200点を収録した写真付リストおよび論文12本を収録した。さらにこれらの各研究成果の理解の前提となる強王旧蔵品全体をカバーするコレクション形成史についても論考もまとめ、同書に収録した。 さらに、ドレスデン国立美術館磁器コレクション館が主催する国際プロジェクトは、前述の強王旧蔵品の日本陶磁全体のリストを、同プロジェクトが編纂する英語版のオンライン・カタログでも公開する方針を立てている。そのため、本科研報告書に掲載した日本陶磁約1200点のDBに欧米研究者の希望に応じた補足情報を加えた英語版DBを作成し、ドレスデン国立美術館磁器コレクション館に提出した。同DBは同国際プロジェクトが編纂する中国磁器・日本磁器のコレクション約8千点を収録した大規模な英語版オンライン・カタログの一部として統合され、令和5年12月末よりオンライン公開される予定である。 考古学研究については、令和3年度の研究実績として本科研報告書に掲載した論文「赤絵町出土品とアウグスト強王コレクションの比較研究」の英語版を、上記の国際プロジェクトが同カタログに掲載する方針を固めたため、英語版用に再編集した論文をプロジェクトに提出した(同様に令和5年12月末より、同カタログに収録され公開予定)。 最終年である令和4年度の「日本宮」日本表象の研究については、令和3年度に同カタログで公開される予定であった18世紀の所蔵品目録の翻刻を解読し、最終的な研究成果をまとめる計画であったが、同カタログの公開が令和5年12月まで延期されたため、本科研終了後の課題としたい。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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