2021 Fiscal Year Annual Research Report
産業史的視点による日本映画史の再構築:1970年代の構造的変革についての共同研究
Project/Area Number |
19H01226
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
谷川 建司 早稲田大学, 政治経済学術院, 客員教授 (10361289)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 順子 中部大学, 人文学部, 教授 (00414029)
小川 翔太 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (00800351)
ワダ・マルシアーノ ミツヨ 京都大学, 文学研究科, 教授 (10796238)
須川 まり 流通経済大学, 社会学部, 准教授 (10814832)
近藤 和都 大東文化大学, 社会学部, 講師 (10830359)
西村 大志 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20341224)
板倉 史明 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20415623)
長門 洋平 立教大学, 現代心理学部, 助教 (20632334)
北浦 寛之 開智国際大学, 国際教養学部, 准教授 (20707707)
木村 智哉 開志専門職大学, アニメ・マンガ学部, 准教授 (30636030)
久保 豊 金沢大学, 歴史言語文化学系, 准教授 (30822514)
木下 千花 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (60589612)
小川 佐和子 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (90705435)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 映画史 / メディアミックス / 異業種参入 / ピンク映画 / スタジオ・システム |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、新型コロナ感染拡大の影響で、引き続き対面での研究会の開催が難しいという状況を受けて、本研究課題の中心となる研究手法としての関係者への共同インタビュー実施がなかなかアクティヴには行えなかったが、それでも、班単位での少人数でのインタビュー、または代表者のみがインタビュイーと対面で接し、個々のメンバーはZOOMを併用する形での共同インタビューという方法によって、計3名のインタビューを行うことが出来た。具体的には、4/24にはアーカイヴス班の代表者が鎌倉市の川喜多映画記念館顧問の大場正敏氏を訪ねてインタビューを行い、メンバー全体での共同インタビューとしては、11/14に完全ZOOM開催の形で元キティレコードの増田弘道氏へのインタビューを、また2022年の1/26には、代表である谷川が福岡県博多まで出向き、元大映九州支社宣伝部の中島賢氏を尋ね、残りのメンバーとはZOOMで繋ぐ形でインタビューを行なった。 また、共同インタビューを実施しない打ち合わせのための研究会についてもZOOMで開催した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度は年間で3名の共同インタビューを実施できたものの、2019年から2021年度にかけての三年間で、当初予定では15名のインタビューを行うことにしていたのに対して、結果的には新型コロナ感染拡大の影響で三年間で9名のみしか実施できなかった。その理由は、取りも直さず新型コロナの感染拡大による、大勢の集まる形での研究会開催自体の自粛という状況にあったのだが、徐々にメンバー各位もZOOMでの研究会という形式にも慣れ、またインタビュイーとして選んだ方についても自身、ZOOMで対応できる方や、代表者のみが対面でインタビューしつつほかのメンバーとはZOOMで繋ぐ形式への対応が可能になってきた。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初予定では、三年間で共同インタビューは15名を目標に終えて、最終年度は成果をまとめる年と位置付けていたが、全体的に新型コロナ感染拡大の影響で遅れていた状況を受けて、当初はインタビュー実施は想定していなかった最終第四年度にも、引き続き共同インタビューを実施していくこととした。
|
Research Products
(6 results)