2019 Fiscal Year Annual Research Report
Cognitive brain science of early foreign-language learning
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19H01280
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
尾島 司郎 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (40404959)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 早期英語教育 / 第二言語習得論 / 言語脳科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究期間の初年度であり、本格的に研究を開始するために種々の準備を進めた。まず脳科学的な実験を行うために新たな脳波計の導入を行った。人間を対象とした脳機能計測の手法は幾つかあるが、早期英語学習を検討するためには、子どもにも適用しやすい手法が求められる。脳波はそのような手法の一つであるが、さらに被験者に対する負担を減らすために、計測の準備時間を大幅に短縮できる新しいタイプの脳波計を選定した。本研究では脳計測以外にも、心理学や言語学でよく用いられている行動指標を、同じ被験者から取得することを目指している。被験者の英語力に関する指標、日本語力・国語力に関する指標、一般的な知能に関する指標などである。これらそれぞれについて、具体的にどのように、どんな課題・テストを用いて測定するのか検討し、候補の中から選定した。その際、本研究の被験者のデータを比較検証する際に対象となる過去のデータが十分に多いものを優先的に考えた。また、この研究では長時間の早期英語学習を経験している被験者の参加が鍵である。該当する子どもは稀なので、被験者ネットワークの構築は重要でかつ難しい。本年度はネットワークの拡充を目指して、こうした子どもにアクセスを持つ外部団体と話し合いを進め、被験者を紹介してくれる同意を得た。このことにより被験者の候補となる子どもへのアプローチが以前に比べて大幅に楽になった。最後に、既に取得済の行動データに関して、本年度新たに着想を得た分析を適用し、おおむね予想通りの分析結果を得たが、もう少し深い分析が必要な事も分かったので、次年度行いたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
春休みにアシスタントや被験者の参加を含む作業を予定していたが、新型コロナウィルスの影響で研究施設の使用が自粛となったので、その部分に関しては遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
大学の方針で次年度の前半には教職員以外のキャンパス入構が著しく制限される予定である。したがって、その間はアシスタントや被験者が来なくても進められる部分の研究を進める。データの分析、機器類の設定、プログラミング、実験パラダイム構築などであるが、これらも教職員の自宅待機中は難しいものが多いので、まずはパソコン一つで出来る作業を進める。
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Research Products
(4 results)