2019 Fiscal Year Annual Research Report
Developing an English Learning System to Provide Comprehensive Support by Aligning ePortfolio with Lifelog
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19H01283
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
榎田 一路 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (20268668)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鬼田 崇作 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (00611807)
森田 光宏 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (30422166)
セルウッド ジェームス 広島大学, 外国語教育研究センター, 特任講師 (30726865)
阪上 辰也 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (60512621)
草薙 邦広 広島大学, 外国語教育研究センター, 特任講師 (60782620)
高橋 有加 広島大学, 外国語教育研究センター, 助教 (60825222)
J・J Lauer 広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (70263639)
天野 修一 広島大学, 外国語教育研究センター, 講師 (70734177)
中川 篤 広島大学, 外国語教育研究センター, 助教 (90835498)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | CALL |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度の本研究課題の遂行状況とその成果について,研究実施計画に示された5点に即しつつ報告する。(1) eポートフォリオにおける到達目標の指標の拡充:延べ680名の学生を対象にスピーキング・ライティング能力テストを計3回実施し,対象校におけるデータ収集を行った。Can-Doリストの精度向上および拡充に向けて,同テストで得られたデータを現在分析中である。(2) 学習サジェスト内容およびWBT教材,サジェスト用教材の分析と拡充:サジェスト用教材としてオリジナルの多聴用教材を計94本開発し,毎週2本配信した。これらはすべて一般公開されている。(3) eポートフォリオシステムの改修:eポートフォリオシステムとライフログを連携させ,サジェストを効率化させるためのシステム開発を実施した。(4) ライフログの項目選定およびパイロット調査:ライフログ調査の項目を選定し,約1,000名を対象とした予備調査を行った。この結果,学習の生活状況は個人固有の水準を中心として定常的ではあるが確率的な推移を示すこと,ある程度生活状況の影響を受けながらも学生は学習行動へ従事すること,さらに生活状況に独立して平均的に高い頻度で学習行動へ従事している学生は比較的優れた学習成果を示すことが示された。(5) 「Can-Do目標設定」および「多聴」に関するデータの蓄積:既に構築されているeポートフォリオシステムと,本研究課題で開発されたものを含むオリジナル多聴用教材を使用し,対象校の英語クラスで多聴に関するデータ収集を行った。2019年度は,eポートフォリオ用に開発された「多聴」プラグイン,および多聴用教材150本を用い,5ヶ月間における学習者の多聴活動の推移を調査した。対象者の半数が多聴を継続した一方で,残り半数に関しては,多聴のペースの維持に課題が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度は本研究課題の初年度であるため,研究課題遂行に向けた諸準備が計画された。研究実施計画に示された5点について,いずれも進展が見られており,予備調査とデータ収集を通じて,本研究の実現可能性および本格的実施に向けての課題も示された。以上のことから,次年度以降の研究の本格的実施に向けて十分な準備が整いつつあると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い,対象校での年度前半の授業がオンラインで実施されることが決定された。この結果,当面の間,本研究が前提としていた対面授業が不可能な状況となり,Can-Do目標設定を行うための英語能力テストも実施できない見込みとなった。また,成果発表の場としての国内外の学会も中止等の措置が取られつつある。このため,本年度の研究実施計画と成果発表については,当初の計画を必要に応じて修正しつつ遂行する予定である。 本年度の研究実施計画において予定されているのは,(1) 生活サジェスト内容の選定,(2) ライフログ調査の継続的実施,(3) 生活サジェストを導入するためのeポートフォリオシステムの改修,(4) サジェスト用教材の分析と拡充,(5) 学習・生活サジェストを連動させたeポートフォリオシステムの試行・データ収集,および(6) データ分析,以上の6点である。(1)(3)(5)については,昨年度開発したライフログ収集システムが稼働可能となった後,調査の進捗状況を見ながらシステム改修に着手する。(2)については,年度前半はオンライン授業の中でライフログ調査を実施し,対面授業が可能となった時点でライフログ収集システムに切り替える予定である。(4)(6)については,可能な限り計画どおり遂行していく。
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Remarks |
上記のうち「外国語教育研究センターの鬼田崇作准教授らが学会賞を受賞しました」は本研究課題の関連研究における学会賞(全国英語教育学会)受賞に関する記事。受賞者:鬼田崇作(代表者)・天野修一・榎田一路・草薙邦広・森田光宏・阪上辰也・高橋有加
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Research Products
(12 results)