2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Quality Assurance Criteria Model for University English Education and a Core Competency Framework for EAP Practitioners in Japan
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19H01286
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
飯島 優雅 獨協大学, 経済学部, 教授 (50337838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
マスワナ 紗矢子 東京理科大学, 基礎工学部教養, 准教授 (60608933)
渡 寛法 日本大学, 文理学部, 准教授 (20732960)
山田 浩 高千穂大学, 商学部, 准教授 (80824763)
渡辺 敦子 文教大学, 文学部, 教授 (70296797)
金丸 敏幸 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (70435791)
田地野 彰 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (80289264)
寺内 一 高千穂大学, 商学部, 教授 (50307146)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学術目的の英語教育 / EAP教育質保証 / EAP教員コンピテンシー / 大学英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研費事業の目的は、(A)「EAP教育の質保証に向けた指標モデル」を構築し、(B)その重要な構成要素である教員に求められる資質・技能・知識に関する「EAP 教員コア・コンピテンシー枠組」を開発すること、そして(C)指標の活用モデルやコンピテンシー養成を支援するリソースを整備することである。各プロジェクトについて、2020年度(科研費事業2年目)は以下を実施した。(A) 英国BALEAP学会の認証評価基準をもとに、大学英語カリキュラムの指標プロトタイプ1を作成し、指標モデルの構築に関して質問紙調査のパイロットを行なった。調査結果の量的・質的分析を行って質問紙を改善するとともに、指標プロトタイプの妥当性の検証を開始した。(B)教員コンピテンシー枠組の開発に関しては、枠組プロトタイプ1を作成し、国内外のEAP教員やEAP専門家への質問紙・聞き取り調査を行った。それらの量的・質的分析によって、各項目の妥当性や追加・削除すべきコンピテンシーを検討し、枠組プロトタイプを継続的に改良した。(C) 支援リソース整備に関しては、既存の教員養成に活用されている指標枠組のレビューを行い、本調査が目指すシステム設計に向けて応用の可能性を調べた。また、その他関連するリソースの収集を行なった。上記3つのプロジェクトに関する研究成果については、学会発表(大学英語教育学会など)、研究論文発表(学会プロシーディングズ)で報告した。また、イギリス、台湾の大学の研究協力者から、英語カリキュラムの質保証と教員の職能開発の実践について情報を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
感染症の拡大により、研究代表者も研究分担者も、学内業務への対応に追われたため、当初の研究計画通りのペースで、指標開発と調査を同時に進めることは容易ではなかったが、規模を縮小し、活動の順番を修正するなどして事業を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
(A) 大学英語カリキュラムの質保証指標については、プロトタイプ1について改善を加え、国内のカリキュラム運営・実施責任者やEAP専門家を対象に拡大調査を行う (B) 教員コンピテンシー枠組みの指標については、質問紙調査を続け、最終版作成に向けて修正を加える (c) 支援リソース整備に関しては、教員コンピテンシー枠組みの調査結果をもとにシステムを試作し使い勝手などを調べて改良を加える 以上に加え、研究の進捗を学会発表と論文で報告する。また海外の研究者を登壇者としたシンポジウムを開催予定である。
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