2019 Fiscal Year Annual Research Report
Systematizing Portfolio as a Reflection Tool and Developing its Application Guide
Project/Area Number |
19H01288
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
神保 尚武 早稲田大学, 商学学術院, 名誉教授 (60063781)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久村 研 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 名誉教授 (30300007)
長田 恵理 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (40581690)
高木 亜希子 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (50343629)
栗原 文子 中央大学, 商学部, 教授 (60318920)
清田 洋一 明星大学, 教育学部, 教授 (60513843)
米田 佐紀子 玉川大学, 文学部, 教授 (70208768)
酒井 志延 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (30289780)
山口 高領 秀明大学, 学校教師学部, 専任講師 (60386555)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 省察ツール / 教育実践ツールとしてのポートフォリオ / 学習ポートフォリオ / 主体的・対話的学び学び / 行動指向アプローチ |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は以下の3つのプロジェクトを推進した。 (1) 教職課程プロジェクト:2018年8月に開発した小学校英語指導者のポートフォリオ(暫定版)、J-POSTLエレメンタリー(Japanese Portfolio for Student Teachers of Languages―For Elementary-School English Teacher Education) を使用し、2年間を目途に大学教職課程(玉川大学、國學院大學、文教大学、山口学芸大学、中国学園大学等)で経年調査を行い、記述文の妥当性・実用性を検証するとともに、小学校教職課程履修生のための記述文の特定作業に入った。同時にマークシート用紙によるアンケート調査も実施した。同時に並行して、中等教育のチームと連携して、本科研終了年度までに活用ガイドを作成する準備に入った。(2)現職教員プロジェクト:J-POSTLエレメンタリー開発過程で協力を得た小学校教員と英語指導支援員を組織してチームを編成し、中等教育のチームと連携しながら、本科研終了年度までに活用ガイドを作成する準備に入った。中間成果として、:『「教師の自己評価」で英語授業は変わる』(大修館、2020)を刊行した。(3) Lap Bookの研究・開発プロジェクト:Lap Bookは児童の自立学習を育む上で計り知れない教育効果があると考えられる。海外における活用事例やルーブリック評価の研究・調査を開始した。実践報告やセミナーや情報交換会を開催した。学習ポートフォリオの開発チームと連携して、本科研終了年度までにルーブリック評価を含むLap Book活用ガイドを作成する準備に入った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度は3つのプロジェクトを推進した。進捗状況は以下の通りである。 (1)教職課程プロジェクト:2018年8月に開発した小学校英語指導者のポートフォリオ(暫定版)を使用し、大学教職課程で経年調査を行い、記述文の妥当性・実用性を検証するとともに、小学校教職課程履修生のための記述文の特定作業をした。結果として、J-POSTLエレメンタリー試用版を完成させた。同時に並行して、中等教育のチームと連携して、本科研終了年度までに活用ガイドを作成する準備に入った。 (2)現職教員プロジェクト:J-POSTLエレメンタリー開発過程で協力を得た小学校教員と英語指導支援員を組織してチームを編成し、中等教育のチームと連携しながら、本科研終了年度までに活用ガイドを作成する準備に入った。(3) Lap Bookの研究・開発プロジェクト Lap Bookは児童の自立学習を育む上で計り知れない教育効果があると考えられる。海外における活用事例やルーブリック評価の研究・調査を開始した。学習ポートフォリオの開発チームと連携して、本科研終了年度までにルーブリック評価を含むLap Book活用ガイドを作成する準備に入った。
|
Strategy for Future Research Activity |
2020/2021年度は以下のように推進する。 (1)教職課程プロジェクト:J-POSTLエレメンタリー試用版を使用し、2年間を目途に大学教職課程で経年調査を行い、記述文の妥当性・実用性を検証するとともに、小学校教職課程履修生のための記述文の最終的な特定作業をする。本科研終了年度までに「J-POSTLエレメンタリー完成版」を発行する。(2)現職教員プロジェクト:J-POSTLエレメンタリー開発過程で協力を得た小学校教員と英語指導支援員を組織してチームを編成し、中等教育のチームと連携しながら、本科研終了年度までに「J-POSTLエレメンタリーの教職課程における活用方法」の編集・発行をする。その冊子を基に教科法テキスト「行動指向の小学校英語教育の基礎と実践」(仮称)の刊行を目指す。(3) Lap Bookの研究・開発プロジェクト:Lap Bookは事例やルーブリック評価の研究・調査を開始した。学習ポートフォリオの開発児童の自立学習を育む上で計り知れない教育効果があると考えられる。海外における活用チームと連携して、本科研終了年度までにルーブリック評価を含むLap Book活用ガイドを作成する準備に入った。(4)J-POSTL普及活動:『「教師の自己評価」で英語授業は変わる』(大修館、2020)の執筆者グループを中核としたJ-POSTLの活用と研究の継続をする。(5) ジャーナル『言語教師教育』の発行:2020年8月にVol.7 No.2(日本語版)、2021年3月にVol.8 No.1(英語版)、2021年8月にVol.8 No.2(日本語版)を2022年3月にVol.9 No.1(英語版)を発行する。
|
Research Products
(25 results)