2022 Fiscal Year Annual Research Report
The provenance and manufacturing processes of Mesopotamian clay tablets
Project/Area Number |
19H01361
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Research Institution | Osaka Gakuin University |
Principal Investigator |
渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 教授 (40290233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 彰洋 独立行政法人国立科学博物館, 植物研究部, 研究主幹 (40356267)
小口 千明 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20312803)
申 基チョル 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 准教授 (50569283)
岡田 保良 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 研究員 (90115808)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 粘土板胎土 / 微化石分析 / メソポタミア |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年に引き続き、新型コロナ変異株感染拡大による海外渡航困難な状況のため、当初計画した海外出張を伴う研究調査、対面での研究会等の実現等が難しく、オンラインを併用して研究を行なった。活動の詳細は以下の通りである。 ①ウィーン大学における共同研究(8月・12月)としてG.ゼルツ教授とラガシュ・ギルス地域の粘土板ならびに堆積土に関する意見交換・文献研究を行なった(渡辺)。 ②オーフス大学共同研究者R.ハンドベルグ博士に依頼してきたオープン・データ・アクセスのログインサイト製作(粘土板分析データ)について最終的な打合せ(9月)を行ない、オーフス大学に支払う謝金ならびに運用方法について大学関係者と協議した(渡辺)。 ③以前に行ったシカゴ・スレイマニヤ粘土板分析について、関係者で意見交換ならびに打合せを行った(12月:安間・申・辻・小泉・Altaweel)。Girsu出土の堆積物サンプルについて、年代測定等について発掘担当者を交えて打合せのミーティングをオンライン(1月)で開催した(渡辺・辻・申・Egberts)。 ④次年度に大英博物館からギルス発掘を行う研究者を招聘して研究会を開催することについて、共催予定の筑波大学と打合せを行った(渡辺・山田)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
資金を準備していたギルス堆積土の年代測定用分析試料について、多くのサンプルが分析機関(Beta Analytic社)により測定不能とされたため、当初予定していた分の分析が年度内に完了しなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
測定できなかったサンプルを別の有機物試料に換えて、次年度の早い段階で再度分析を試みる。
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