2019 Fiscal Year Annual Research Report
Industrial diversification in contemporary Australia in terms of the emerging Asia link
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19H01379
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
堤 純 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90281766)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葉 せいい 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (30242332)
大呂 興平 大分大学, 経済学部, 教授 (50370622)
阿部 亮吾 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10509144)
松井 圭介 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60302353)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アジアリンク / 産業多様化 / 高級食材 / サービス貿易 / オーストラリア |
Outline of Annual Research Achievements |
研究初年度の2019年度は,年度開始早々の5月に研究代表者と分担者が集まって研究ミーティングを開催し,それそれの分担の確認と調査計画について情報共有を進めた。研究代表者の堤は,研究期間全体を通して重点調査地区として位置づけているウェスタンオーストラリア州(以下,WA州)の鉱工業貿易とタスマニア島における水産養殖漁業の調査を実施する予定としていた。WA州においては,2019年9月に現地調査を実施し,2000年以降に急拡大した鉄鉱石貿易と石油・天然ガス開発に焦点を絞り,商取引の変化や貿易相手国の変化に関する基礎的な資料収集を行うことができた。タスマニア州の調査については,2020年3月に渡航を計画していたところ,新型コロナウイルスの感染拡大によるオーストラリア入国検疫審査の強化および国際線航空路線の大幅減便の影響から,直前で渡航を中止した。そのため,タスマニア州における水産養殖漁業については調査ができていないが,渡航が解禁され次第,昨年度に実施予定だった調査に早急に着手する予定である。同様に,2020年3月に研究分担者(阿部)によるシドニー調査が予定されていたが,新型コロナウイルスの感染拡大の影響により,こちらも中止した。研究分担者の大呂,松井,葉の3名についても,今年度は諸事情からオーストラリアの現地調査を見送り,文献やインターネット経由での資料収集を中心に研究を進めた。これらの収集データをもとに,次年度以降の現地調査実施に向けた情報共有を,メンバー間で行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや遅れているとの判断の最大の理由は,新型コロナウイルスの感染拡大によるオーストラリア入国検疫審査の強化および国際線航空路線の大幅減便の影響から,予定していた現地調査の計画中止を余儀なくされたためである。渡航が解禁され次第,昨年度から今年度に延期した内容を含め,調査計画を再計画した上で,遅れを取り戻す予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通り,研究期間全体を通して重点調査地区として位置づけているウェスタンオーストラリア州の鉱工業貿易とタスマニア島における水産養殖漁業の調査を実施する予定である。
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