2021 Fiscal Year Annual Research Report
Social Behavior of Cultural Heritage: An Applied-Anthropological Study of Heritage in Eastern Africa
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19H01400
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
飯田 卓 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 教授 (30332191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花渕 馨也 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50323910)
梅屋 潔 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80405894)
中村 亮 福岡大学, 人文学部, 准教授 (40508868)
鈴木 英明 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (80626317)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 世界遺産 / 無形文化遺産 / コミュニティ / 文化伝承 / 実践 / 価値 / グローバル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、感染症流行のために実施が遅れていたケニアでの現地調査を実施した。調査においては、国立民族学博物館が別経費で構築した所蔵資料のオンライン型データベースを用いて、データベース上にケニアに関連した標本資料を表示し、それを見ながらインタビューをおこなった。その結果、想像以上に視認がしやすく、世代によっても異なる反応が得られたほか、文化遺産についての意識を聞きとれることが確認できた。また、無線LANを経由した接続も快適だった。
長期間の調査で多数の人たちにインタビューできれば、表面的なアンケート調査ではわからないことがらも明らかになるという印象を得たが、そうした掘りさげは今後の課題とすべきであろう。
今年度は、繰越額のみを用いた実施だったので、参加した研究者も少なく、成果も多かったとは言いがたい。しかし論文や口頭発表のかたちでの成果発表は比較的多かった。日本語や英語のみならず、中国語での成果もある。当然のことかもしれないが、われわれの分野では、調査を終えたからといってすぐに発表につながるわけではなく、時間をおいてアイデアを熟成させることも必要である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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